SK見守り隊の活動状況(令和6年4月~8月)
広域的に過去に例のない危険な暑さの日々が続いていることから、今年度4月から国は「熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラート」の情報を発令するようになりました。
特に、高齢者、乳幼児等熱中症にかかりやすい方の周りの方は、熱中症にかかりやすい方が室内等のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか、こまめな水分補給をしているか確認して下さいとしています。
そのため、私共見守り隊員は高齢者等のお宅を訪問した際には、例年にも増して「エアコンを使っておられるか?水分補給をしておられるか?」について話を伺うことにしています。9月に入ってもまだまだ危険な暑さの日々が続くと思われることから、見守り隊員は高齢者等の熱中症対策に細心の注意を払いつつ見守り活動と生活支援活動を展開することとしています。
以下に、4月~8月の主な活動状況を報告致します。
1.令和5年度理事会兼総会における懸案事項への取り組み
- 令和6年3月7日に開催された令和5年度理事会兼総会において、複数の出席者から①ガソリン代が値上がりしており運営費を圧迫していること、②物価が高騰している中にあって、利用者(高齢者等)の方々からも利用料金を値上げしたらどうかとの意見をいただいていること、等から利用料金の値上げについて利用者の意見を集約して理事会に報告して決定することになっていた。
- 令和6年度薩摩川内市市民活動補助金(ステップアップコース)の選考結果通知書が届き、当NPO法人の「SmartBindを活用した高齢者等見守り事業と生活支援事業」が採択されたが、その通知文書に「採択に付する条件」として「事業計画における赤字の問題を、今回検証していただきたい。」であった。
- そのため、次の対応方針について各理事の承認を得て、以下の表のとおり利用料金の改定を行った。(6月に、以下の生活支援事業別利用料金を利用者に提示し意見を集約したところ、大半の利用者から賛同が得られたため、7月1日より改定利用料金で実施している)
(注)草刈り及び剪定は、見守り隊員個人の草刈り機や剪定用バリカン機を利用して実施しているので、例えば1時間活動した場合、利用者から1,000円頂き、NPO法人に400円納入、見守り隊員に600円支払うという考え方に基づく。
2.薩摩川内市役所等関係団体への取り組み
(1) 4月22日、市役所(コミュニティ課薩摩川内市市民活動センター)から市民活動センターシェアオフイス事業利用許可証が届きました。
(2) 4月30日、市役所(コミュニティ課薩摩川内市市民活動センター)に当NPO法人の「令和5年度事業報告書」を提出し受理されました。
(3) 5月17日、薩摩川内市長から「令和6年度薩摩川内市市民活動支援補助金(ステップアップコース)交付決定通知書」が届きました。(交付決定額は196,000円)当事業「SmartBindを活用した高齢者等の見守り事業と生活支援事業」が採択されるに当たっての条件として、「事業計画における赤字の問題を、今回検証していただきたい」であった。そのため、前記1の利用料金の改定を行ったところであります。
(4) 6月1日、総務省統計局からの「経済センサス・基礎調査」に必要事項を記入し提出しました。
(5) 6月9日、㈱東京商工リサーチからの「企業情報調査票」に必要事項を記入し提出しました。当NPO法人の情報発信手段の1つとして取り組みました。
(6) 6月28日、総合福祉会館会議室にて「令和6年度生活支援事業所ネットワーク交流会」が開催されました。生活支援事業所10団体、社会福祉協議会各地域担当コーディネーター9名、地域包括支援センター5名が一堂に会し、薩摩川内市の地域包括ケアシステムの推進についてグループ討議しました。今後、さらに社会福祉協議会のコーディネーターを中心として、横の連携を強化し協働で推進することが確認されました。
3.見守り事業と生活支援事業の活動状況について
(1) 今年度に入ってから5名の新規ユーザー会員の入会がありました。一方でお亡くなりになった会員の方や入所・入院された会員の方が3名ありました。特に、社会福祉協議会や地域包括支援センターから当NPO法人を紹介していただいているようで有難いことです。
(2) 当NPO法人の生活支援が着実に定着して来ており、買い物支援、ゴミ出し、草刈り等を中心として相当な支援数となっています。詳細は、下表・下図をご覧下さい。
(3) 今年度前半の生活支援の特徴として、①猛暑の中、高齢者等が買い物に出掛けることが難しい状況であり、送迎による買い物支援が増えています。②5月~6月の長雨により、高齢者等の庭や畑の草木が大変伸びていることから、草刈り、剪定、除草剤散布の支援要請が多くなっています。広大な敷地の場合はシルバー人材センター等に依頼していますが、1時間程度の作業で終わるものについては、見守り隊員が頑張って取り組んでいます。③8月の下旬、猛烈な台風10号が薩摩川内市に上陸しました。台風前の対策(雨戸入れ、買い物等)、避難所への送迎、台風後の後片付け等を高齢者等から要請され頑張って取り組みました。
4.その他
(1) (株)キーバインドさま、西本稔さまから御寄付をいただきました。毎年度、誠に有難う御座います。
(2) 当NPO法人の賛助会員の中嶌悦子さまが、今年度も写真のようなアクリル毛糸タワシを20セット寄付していただきました。食器洗い用としてとても重宝するものなので、見守りしている高齢者の方々に配布させていただきます。いつも本当に有難う御座います。
●SK見守り隊・高齢者等生活支援事業の活動状況(7年目)
●月別生活支援状況