SK見守り隊の活動状況(令和3年度まとめ)
令和3年度も新型コロナウイルスに振り回された1年でした。①特に8月に入って第5波の要因といわれる新型ウイルス変異株が猛威をふるい1日の新規感染者数は2万5千人となりました。一方、新型コロナワクチン接種者数も多くなり、②10月に入って新型コロナウイルス感染者数が激減し、全国に出されていた各宣言が解除されました。
しかしながら、③年末以降、またまた新しい新型コロナ株(オミクロン株)が出現し感染者数が増大し、第6波としてまん延防止等重点措置が出され、2月5日には1日の新規感染者数が約10万5千人となりました。3月に入り感染者数は減少して来ていますが、感染が若年化してきており幼稚園や小学校に影響がでています。
今後、我が国はワクチン接種率の向上と相まって、ウイズコロナ社会を構築して行かねばならない状況下にあります。
前置きが長くなりましたが、以下に令和3年度の主な活動状況等を報告致します。
1.令和3年度 理事会兼総会の開催
- 4月12日(月)17時から、ダスキン若葉の会議室にて、理事会兼総会を開催いたしました。議事内容は①令和2年度事業活動報告及び決算報告、②令和3年度事業計画及び予算計画、③役員改選について、④その他、でしたが滞りなく承認されました。
- コロナ禍ゆえ、このような異例の形の会議となりましたが、正会員・賛助会員21名の皆様には、会議資料等を送付しご了承いただいています。
2.薩摩川内市役所等関係団体への取り組み
- 5月14日、市役所(地域政策課)に当NPO法人の「令和2年度事業報告書」を提出し受理されました。
- 7月1日付で全国社会福祉協議会から「令和2年度住民参加型在宅福祉サービス団体活動実態調査」があり提出しました。全国的にも、私達のようなボランティア活動を中心とした社会福祉の推進の機運が高まっていることを感じます。
- 8月11日、市役所(高齢・介護福祉課)と薩摩川内市社会福祉協議会(地域福祉課)から当NPO法人の活動状況についてヒヤリングを受けました。薩摩川内市にも住民参加型の福祉サービスネットワークを構築する計画がある模様です。
- 10月19日、市役所にて「令和3年度生活支援事業所ネットワーク交流会」が開催されました。(13団体参加)
- 我が国として、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、市町村が中心になって、介護だけではなく、医療や予防、生活支援、住まいを包括的に提供する「地域包括ケアシステムの構築」が重要とする新しい総合事業の推進が求められていることを受けて、薩摩川内市の地域包括ケアシステムを構築し、私達生活支援を行っている団体等に対して説明がありました。
- 今後は、薩摩川内市社会福祉協議会の生活支援コーディネーターささえ愛推進員が中心となって、13団体のネットワークを活用しながら高齢者等の生活支援事業が推進されるようになります。
- 当NPO法人にとっても大歓迎の地域包括ケアシステムの構築であり、引き続き行政や類似の生活支援事業団体等と連携を図りながら地域貢献して行きたいと思います。
- 11月23日、SSプラザにて「令和3年度薩摩川内市特定非営利活動法人経理セミナー」が開催され、当NPO法人も出席しました。(4団体参加)
- 同日、同会場にて、「令和3年度薩摩川内市民活動ネットワーク会議及び市民活動支援補助金報告会」が開催され、当NPO法人も出席しました。(14団体参加)
- 令和4年2月13日に予定されていた「薩摩川内市生涯学習フェスティバル」は、コロナ禍のもと中止となりました。(当NPO法人も広報展示予定)
3.ふるさと納税を活用した「地域貢献活動応援プロジェクト」の対象事業について
- 鹿児島県は、ふるさと納税(かごしま応援寄附金)を活用して、NPO、地域コミュニティ等が取り組む地域貢献活動を支援する令和3年度地域貢献活動応援プロジェクトをスタートさせました。
- 当NPO法人の坂元副理事長のサポートのもと、4月15日付で県知事あてに当プロジェクトに応募した結果、5月21日付で鹿児島県知事より採択決定通知をいただきました。(令和3年度は、県内で5事業が採択)
- このプロジェクトの仕組みとしては、今年6月から12月末までにご寄付いただいたかごしま応援寄附金(ふるさと納税)のうち、応援する事業として5事業から指定していただくと、その指定された事業団体にふるさと納税から助成される仕組みです。当NPO法人は申請額が28万4千円ですのでそれを上限として、令和4年4月に助成額が決定される制度です。
- 当プロジェクトの広報は、当NPO法人もホームページでも行っていますが、鹿児島県が県のホームページや広報用冊子を作成して東京都、大阪府、福岡県にある県事務所を通じて広報していただきました。
- 令和4年1月17日付で鹿児島県くらし共生共働課長名で「令和3年度地域貢献活動応援プロジェクトに係る寄附金について」の文書にて、当NPO法人の事業を指定してご寄付いただいた方が11名(件)31万9千円あったと通知をいただきました。当NPO法人の取り組みに共感しご寄付いただいた方が、こんなに沢山おられたとは本当に有り難いことです。
- 令和4年4月28日付で鹿児島県知事より当NPO法人に対して、令和4年度鹿児島県地域貢献活動応援プロジェクト助成金として、28万4千円が交付されました。御寄付いただいた方々に心より感謝申し上げます。また、11名中9名の方が寄付者の氏名、住所の情報提供可としていただいたと県より連絡がありましたので、早速お礼状等を送らせていただきました。また、引き続き、当NPO法人の応援団としてエールをお送りいただくようお願いしました。
4.薩摩川内市 市民活動センターシェアオフィス事業について
- 薩摩川内市の新しい市民文化ホールが、川内駅東口にSSプラザとしてオープンしましたが、その中に「薩摩川内市市民活動センター」が設置され、市民活動団体やNPO法人団体の運営及び事務連絡を支援するため、センター内の施設の一部を貸し出す事業がスタートしました。
- 当NPO法人も申請した結果、8月30日付で薩摩川内市長から利用許可証が届きました。当NPO法人が利用できる項目は、①シェアデスク、②ロッカー、③メールボックス、④市民活動情報サイト、⑤相談室です。
- 令和4年度についても、3月23日付で申請した結果、3月25日付で薩摩川内市長から利用許可証が届きました。
5.見守り事業と生活支援事業の活動状況について
冒頭で述べているように、新型コロナ株(オミクロン株)が猛威をふるう厳しいコロナ禍のもと高齢者等を取り巻く状況は非常に厳しいものがあります。これまで定期的に帰宅しておられた親族の方々が帰宅出来ないために、見守り訪問での隊員との会話を楽しみにしていただくと共に、買い物支援、ゴミ出し支援、草刈り・剪定等の生活支援事業が718件と増大しました。詳細は、別紙をご覧ください。
年度 | 活動地域 | 家庭訪問先数 | 生活支援状況 | 見守り隊員数 |
2018 | 東郷町、田海町、白浜町、高来町 | 32軒 | 180件 | 2名 |
2019 | 東郷町、田海町、白浜町、高来町、城上町 | 40軒 | 367件 | 3名 |
2020 | 東郷町(29)、田海町(6)、白浜町(3)、高来町(1)、城上町(2)、中村町(1) | 42軒 (*1) | 485件 | 3名 |
2021 | 東郷町(27)、田海町(6)、白浜町(5)、高来町(1)、城上町(2)、中村町(1) | 42軒 (*2) | 718軒 | 3名 |
- *1 前年度から8名が入所他
- *2 前年度から2名が他界、3名が入所他
6.その他報告事項
- 高齢者の見守り活動中に見守り隊員が怪我をしてしまい、ボランティア保険を活用しました。
- SmartBind(通信ソフト)を活用した事業展開を提案
- 薩摩川内市社会福祉協議会が展開しようとしている地域包括ケアシステムの構築に向けてSmartBindを活用した事業展開を提案しました。
- HPの制作と管理
- ポリテクカレッジ川内のご支援のもと、以下のように情報発信しました。
- 5月に「令和2年度活動実績(まとめ)」と「新年度ユーザー会員募集中」
- 9月に「SK見守り隊の活動状況(令和3年4月~8月)」
- 1月に「SK見守り隊の活動状況(令和3年9~12月)」
- 5月(予定)「令和2年度活動実績(令和3年度まとめ)」
- ポリテクカレッジ川内のご支援のもと、以下のように情報発信しました。
- 寄付等
- ㈱キーバインドさまから多額の寄付をいただきました。有難う御座います。
- 当NPO法人の賛助会員に、田代英夫さまが加入していただきました。(鹿児島市在住)
- ナショナルペンという会社から当NPO法人ネーム入りの「6LEDライトバー」を格安で提供いただき、会員の皆様には既に配布させていただきましたが、今後ふるさと納税を通じて寄付していただいた方々にお送りする予定です。
- 当NPO法人の賛助会員の中嶌悦子さまが、写真のようなアクリル毛糸タワシを30セット寄付していただきました。食器洗い用としてとても重宝するものなので、見守りしている高齢者の方々に配布させていただきます。本当に有難う御座いました。
生活支援事業実施状況
●月別生活支援件数
●生活支援の内訳