高齢者等の尊厳ある普通の暮らしの継続に向けて!
私達、特定非営利活動法人薩摩川内市高齢者見守り隊(SK見守り隊)の設立発起人は、鹿児島県立川内高校の卒業生であり、時々集まってはワイワイガヤガヤ言いながら焼酎を酌み交わす先輩・同輩・後輩の仲間であります。その仲間の一人が「(株)キーバインド」というIT関係企業の社長であり、彼の会社で開発した「SmartBind」というソフトウェアを・薩摩川内市の為に活用したいが何か方策はないか、という命題が持ち込まれ、皆で智慧を出しあいながら事業計画を検討し、SK見守り隊の設立に至っております。
また、事業計画の具体化を図る中で、もう一人の仲間が、「K・T EXPRESS」という宅配サービス会社の代表であり、SK見守り隊で「配達センター」を設けるのであれば、配達用の自動車を提供するとの申し出があり、一気に事業化が推進しました。
なお、事業計画を検討する中においても、薩摩川内市の市役所、社会福祉協議会等々、色々な立場の方々から色々なアドバイスをいただくとともに行政の内部調整においてもご尽力いただいた方々もおられます。
以上のように、このNPO法人の設立と事業化においては、多くの方々のご協力、ご支援のもとに成り立っています。これらの方々の共通の思い・志は、以下のようなものであろうと確信し、これこそが我々同志を突き進めるエネルギー源となっています。
それは、薩摩川内市は市街地を除き、過疎化と高齢化が相当進んでいます。薩摩川内市は、65歳以上の人口割合が50%以上の自治会地域のことを「ゴールド集落」と呼び、独自の支援策を進めています(H29年度147自治体が対象)
換言すると、ゴールド集落の地域においては、高齢者の独り住まいが多く、「買物難民、医療難民」の状況に陥っています。これらの高齢者が独り住まいしなければならない理由は色々とあるのでしょうが、「これらの高齢者の方々が、住み慣れた地域において尊厳ある普通の暮らしを継続できるように支援していくことこそが非常に重要であり、高齢者個人の生活の質の向上につながる」と考えています。
以上の理念のもと、事業計画の改善に取組みながら着実に事業化を進めたいと思います。この「SmartBindを活用した高齢者等の見守り事業&生活支援事業」が・薩摩川内市の福祉行政を補完する事業として認められ、薩摩川内市全体の各地域で取組まれる事業に発展することを切に願って、同志の仲間と頑張って行きたいと思います。(平成30年3月)
特定非営利活動法人薩摩川内市高齢者見守り隊
理事長 中山政徳