設立趣旨
(1)平成28年に厚生労働省が発表した我が国の平均寿命は、男性は80.98歳、女性が87.14歳となり、人生90年の時代を迎えつつあります。平成22年に実施された国勢調査によると、薩摩川内市の高齢化率は、全国及び鹿児島県の22.8%、26.5%を上回る27.1%となっており、また、高齢者の一人暮らし世帯の構成率も、全国及び鹿児島県の9.2%、14.1%を上回る14.8%となっています。
(2)このような喫緊の課題のもと、薩摩川内市は、「老人福祉計画・第6期介護保険事業計画(平成27年度~平成37年度)」を定め、「医療」・「介護」・「予防」・「住まい」・「生活支援」の5つのサービスを一体的に提供して、支援が必要な高齢者の住み慣れた地域における生活を支援する「地域包括ケアシステムの構築」を目指しています。
(3)このような状況に鑑み、われわれ有志は、活動基盤の安定と社会的な信用を得ることができるよう独立した法人格を持つ「特定非営利活動法人薩摩川内市高齢者等見守り隊(SK見守り隊)」を設立し、高齢者等への支援について情熱と意欲を持ち、これまでのキャリアで培った専門能力を生かせる、第一線を退職した有志等を募り、特に、前述の第6期事業計画の「基本目標4:地域活動の体制整備・支援・育成」の「支えあい活動の推進」及び「高齢者見守り施策の推進」を中心とした支援活動を通じて社会に貢献しようとするものであります。 なお、既に同様な活動に取り組んでいる「地域包括支援センター」、「シルバー人材センター」、「さつませんだい地域みまもりネット」、「地区コミュニティ協議会」等との連携を図りつつ、民間活力を活かした事業展開を行うことにより、薩摩川内市を中心とした自治体の公益に寄与できるものと確信するところであります。