SK見守り隊の活動状況(令和4年4月~8月)

 令和4年度になっても新型コロナウイルス感染者数が増え続け、特に8月に入って第7波の要因といわれるオミクロン株が猛威をふるい1日の新規感染者数は25万5千人となりました。鹿児島県も薩摩川内市も非常に多くの感染者数が出ましたが、新型コロナワクチン接種者数も増えて重症者数も減少傾向にあることから、国も地方自治体も行動制限措置は発令せず、感染対応をしっかり取りながらウイズコロナの社会に移行しつつあります。
 しかしながら、依然として高齢者の方々への感染防止を最重要課題として取り組まなければならず、当NPO法人の見守り隊員も細心の注意を払いつつ、見守り活動と生活支援活動を展開しています。
 以下に、主な活動状況を報告致します。

1.令和4年度理事会兼総会の開催

  1. 4月28日(月)17時から、ダスキン若葉の会議室にて、理事会兼総会を開催いたしました。議事内容は ①令和3年度事業活動報告及び決算報告 ②令和4年度事業計画及び予算計画 ③役員改選について ④その他 でしたが滞りなく承認されました。
  2. コロナ禍ゆえ、このような異例の形の会議となりましたが、正会員・賛助会員22名の皆様には、会議資料と議事録を送付しご了承いただいています。

2.薩摩川内市役所等関係団体への取り組み

  1. 5月11日、市役所(地域政策課薩摩川内市民活動センター)に当NPO法人の「令和3年度事業報告書」を提出し受理されました。
  2. 6月3日、総合福祉会館会議室にて「令和4年度生活支援事業所ネットワーク交流会」が開催されました。生活支援事業所6団体、社会福祉協議会各地域担当コーディネーター11名、地域包括支援センター14名が一堂に会し、薩摩川内市の地域包括ケアシステムの推進について協議しました。今後、さらに社会福祉協議会のコーディネーターを中心として、横の連携を強化し協働で推進することが確認されました。(当NPO法人からの参加3名:中山理事長、山之口副理事長、冨永理事)
  3. 6月9日付で鹿児島県社会福祉協議会から、「買い物代行サービスに係る調査について」の依頼がありました。県議会において、「買い物代行サービス」についての政策提言が行われるようです。
  4. 7月7日、坂元副理事長が関東鹿児島連合会副会長という立場で、田中薩摩川内市長を表敬訪問しました。その際に、私(中山理事長)も同行し当NPO法人の活動状況を説明させていただきました。引き続き、薩摩川内市のために頑張って下さいとの激励をいただきました。その後、別の会議室で、保健福祉部長、高齢・介護福祉課長、同課長補佐等のヒヤリングを受けました。主な内容は㈱キーバインドが開発しているSmartBindというソフトについて詳細に説明して欲しいとのことで、坂元社長と橋口部長(川内高校卒)から詳細な説明がありました。坂元社長は、SK見守り隊の事例を参考として、是非とも薩摩川内市で取り組んで欲しい、その為の苦労は惜しまないと強調していました。

3.ふるさと納税を活用した「地域貢献活動応援プロジェクト」について

  1. 4月28日付で鹿児島県知事より当NPO法人に対して、令和4年度鹿児島県地域貢献活動応援プロジェクト助成金として、28万4千円が交付決定されました。
  2. 5月20日付で、ご寄付いただいた中で氏名の公表可とされた9名の方々に、お礼状等を送らせていただき、引き続き、当NPO法人の応援団としてエールをお送りいただくようお願いしました。
  3. 8月24日、当プロジェクトを担当している鹿児島県庁の男女共同参画局くらし共生協働課のヒヤリングを受けました。内容としては ①県庁当課にインターンシップで来ている大学生が当NPO法人の活動に興味を持ったこと ②県庁当課の課長他担当者の方々が、当NPO法人が活用しているSmartBindというソフトに興味を持ったこと、等からヒヤリングの開催となりました。(当NPO法人の出席者:中山理事長、山之口副理事長)
  4. 今後、10月末現在の実施状況を11月9日までに中間報告しなければならないので、書類等を整理準備したいと思います。

4.見守り事業と生活支援事業の活動状況について

  1. 今年度に入ってから9名の新規ユーザー会員の入会がありました。民生委員、ケアマネージャー、コーディネーターの方々から当NPO法人を紹介していただき、新規ユーザー会員が増えている状況です。一方、ユーザー会員の中で独り暮らしが難しくなり老人ホームに入所される方、あるいはお亡くなりになる方もおられるので、訪問しなければならないユーザー会員数はそれほど増えていません。年度末にまとめて報告致します。
  2. 今年度に入っても冒頭で述べているように非常に厳しいコロナ禍のもと高齢者等を取り巻く状況は非常に厳しいものがあります。これまで週1回、月1回と定期的に帰宅しておられた親族の方々が帰宅出来ないために、見守り訪問での隊員との会話を楽しみにしていただくと共に、買い物支援、ゴミ出し支援、草刈り等の生活支援事業が大幅に増えています。詳細は、下表・下図をご覧下さい。

5.その他

 当NPO法人の坂元副理事長が経営する㈱キーバインド(東京)が鹿児島市に事業所を新設することとなり、7月25日に鹿児島市と立地協定を結んだとの報道がありました。以下の写真は、7月26日付の南日本新聞に掲載された記事です。前述しているように、坂元社長は事前に田中薩摩川内市長を表敬訪問し、鹿児島市に事業所を設けることも説明しています。
 ㈱キーバインドが開発しているSmartBindというソフトが、この鹿児島市進出により県内の各自治体で活用される日が近いことを切に願っています。期待して待ちましょう!

南日本新聞に掲載された記事
表1.月別生活支援件数
図1.月別生活支援状況