SK見守り隊の活動状況(令和3年4月~8月)

 令和3年度になっても新型コロナウイルス感染者数が増え続け、特に8月に入って第5波の要因といわれる新型ウイルス変異株が猛威をふるい1日の新規感染者数は2万5千人となりました。一方、次第に新型コロナワクチン接種者数も増え約5割の国民が接種完了した模様です。早く、自由に活動できる平穏な社会が戻ってきて欲しいと願っています。
 鹿児島県においてもクラスターを含む感染者数が増大し、8月20に「まん延防止等重点措置」が適用され現在継続中です。このコロナ禍においては、高齢者への感染を防止する事を最重要課題として取り組まなければならず、当NPO法人の見守り隊員も細心の注意を払いつつ、見守り活動と生活支援活動を展開しています。
 以下に、主な活動状況を報告致します。

1 令和3年度理事会兼総会の開催

  • 4月12日(月)17時から、ダスキン若葉の会議室にて、理事会兼総会を開催いたしました。議事内容は①令和2年度事業活動報告及び決算報告、②令和3年度事業計画及び予算計画、③役員改選について、④その他で滞りなく承認されました。
  • コロナ禍ゆえ、このような異例の形の会議となりましたが、正会員・賛助会員21名の皆様には、会議資料と議事録を送付しご了承いただいています。

2 薩摩川内市役所等関係団体への取り組み

  • 5月14日、市役所(地域政策課)に当NPO法人の「令和2年度事業報告書」を提出し受理されました。
  • 7月1日付で全国社会福祉協議会から「令和2年度住民参加型在宅福祉サービス団体活動実態調査」があり提出しました。全国的にも、私達のようなボランティア活動を中心とした社会福祉の推進の機運が高まっていることを感じます。
  • 8月11日、市役所(高齢・介護福祉課)と薩摩川内市社会福祉協議会(地域福祉課)から当NPO法人の活動状況についてヒヤリングを受けました。薩摩川内市にも住民参加型の福祉サービスネットワークを構築する計画がある模様です。当NPO法人も参加させていただき、多様な取り組みを展開する関係団体との横の連携を図りながら地域貢献して行けたらと思っています。

3 ふるさと納税を活用した「地域貢献活動応援プロジェクト」の対象事業に決定

  • 既に、ホームページの新着情報でお伝えしているとおり、5月21日付で鹿児島県知事より採択決定通知をいただきました。令和3年度は、県内で5事業が採択されましたが、その内の1つに採択されたことは大変名誉なことで気の引き締まる思いです。
  • そもそも関東鹿児島県連の役員をしている坂元副理事長が、鹿児島県東京事務所の方からいち早く情報を収集して取り組めたことが功を奏しました。このプロジェクトの仕組みとしては、今年6月から12月末までにご寄付いただいたかごしま応援寄附金(ふるさと納税)のうち、応援する事業としてプロジェクト応援型の中の5事業から指定していただくと、その指定された事業団体にふるさと納税から助成される仕組みです。当NPO法人は申請額が28万4千円ですのでそれを上限として、令和4年4月に助成額が決定されます。
  • 当プロジェクトの広報は、当NPO法人もホームページでも行っていますが、鹿児島県が県のホームページや広報用冊子を作成して東京都、大阪府、福岡県にある県事務所を通じて広報していただいています。我々の取り組みに共感して応援していただける方がおられる事を願って楽しみに待ちたいと思います。

4 薩摩川内市市民活動センターシェアオフィス事業について

  • 薩摩川内市の新しい市民文化ホールが、川内駅東口にSSプラザとしてオープンしましたが、その中に「薩摩川内市市民活動センター」が設置され、市民活動団体やNPO法人団体の運営及び事務連絡を支援するため、センター内の施設の一部を貸し出す事業がスタートしました。
  • 当NPO法人も申請した結果、8月30日付で薩摩川内市長から利用許可証が届きました。当NPO法人が利用できる項目は、①シェアデスク、②ロッカー、③メールボックス、④市民活動情報サイト、⑤相談室です。

5 見守り事業と生活支援事業の活動状況について

  • 今年度に入ってから5名の新規ユーザー会員の入会がありました。東郷町山田地区が増えたため、見守り隊員の巡回走行距離が増えました。
  • 冒頭で述べているように非常に厳しいコロナ禍のもと高齢者等を取り巻く状況は非常に厳しいものがあります。これまで週1回、月1回と定期的に帰宅しておられた親族の方々が帰宅出来ないために、見守り訪問での隊員との会話を楽しみにしていただくと共に、買い物支援、ゴミ出し支援、草刈り等の生活支援事業が増えています。詳細は、下表・下図をご覧下さい。