SK見守り隊の活動状況(令和2年9月~12月)

謹賀新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。今年もご指導・ご鞭撻、ご支援のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、新年を迎えても新型コロナウイルス感染症の流行は収まるどころか、益々拡大し再度緊急事態宣言が出される事態になっています。このコロナ禍においては、高齢者等への感染防止を最重要課題として取り組まなければならず、当NPO法人の見守り隊員も細心の注意を払いつつ、見守り活動と生活支援活動を展開しています。

以下に、令和2年9月から12月の主な活動状況を報告致します。

1.コロナ禍特有の活動

(1) 9/25 市役所主催の「認知症のご本人・ご家族のための交流会」への参加
東郷町南瀬「茶寮ささの」にて、市役所、社会福祉協議会、在宅介護支援センターの方々とコロナ禍における各法人の取り組み状況等について意見交換することができました。また、当NPO法人の活動状況についてもご理解いただく機会を得て参加して良かったです。

(2) 10/22 社会福祉法人全国社会福祉協議会主催のオンライン会議(Zoom)「支え合いをひろげる住民主体の生活支援フォーラム」への参加

(2-1) 全国の福祉事業に従事する300人が、オンラインZoom会議に参加しました。当NPO法人は薩摩川内市社会福祉協議会からのご紹介で参加することができました。

(2-2) オンライン会議の内容は、基調講演の後、3つのNPO法人からコロナ禍における活動状況の発表、その後グループ毎の意見交換会・まとめでした。13時に開会して17時に閉会の長時間のオンライン会議でした。

(2-3) 初めて体験したオンライン会議でしたが、コロナ禍において子ども達のため、高齢者・障がい者のために頑張っている各福祉団体の取り組み、各々の連携状況を伺い大変参考になりました。

(3) 12/18 NPO法人かごしま企業家交流協会主催の「頑張ろう!NPO法人向けの講演会」&意見交換会に参加

(3-1) 薩摩川内市中央公民館会議室にて、14団体が参加、基調講演、その後各団体のコロナ禍での活動状況発表と意見交換会がありました。

(3-2) 多くのNPO法人はコロナ禍において各イベントや交流会を中止しておられる様子でしたが、当法人はコロナ禍ゆえに買い物支援で忙しい状況等を説明しました。

2.継続的な活動に向けた公的補助金について

 当NPO法人は、現在薩摩川内市の「市民活動支援補助金(スタートアップコース)」の3回目の補助金を受けて活動しています。今後は、市民活動支援補助金のステップアップコースが対象となりますが、補助金対象項目の制約条件が厳しくなることから今後の継続的な活動に向けて、活動資金の調達をどうするかが大きな課題となっています。
 そのような中、当NPO法人の活動を支援していただいている市役所及び社会福祉協議会の職員の方々から、いくつかの公的補助金に係る情報を提供していただきました。それらの公的補助金の中で、『第17回九州ろうきん「NPO助成」応募』が最適な補助金であると判断し、副理事長等にも相談の上、応募申請書を提出しました。
 令和3年1月末までに審査~決定され、3月上旬に贈呈されることとなっています。決定通知が届くことを願っているところです。

3.民生委員、在宅介護支援センター等との連携について

 民生委員と在宅介護支援センターのケアマネジャーからの要請により、新規ユーザー会員(利用者さま)が2名増えました。そのうち1名は「家から離れたゴミ収集所までのゴミ出し」が主たる支援ですが、今後とも各機関と連携を図りつつ、私達の活動を真に必要としている高齢者等の方々をサポートして行きたいと思います。

4.見守り支援と生活支援状況について

(1) 前期の活動状況でも報告しましたように、コロナ禍のもと遠方に住む親族の方が帰宅できないこと、地域のサロン会(お茶飲み会)などが開催されないこと等、高齢者等の方々を取り巻く状況は非常に厳しいものがあります。

(2) そのため、見守り支援で私達見守り隊員の訪問を大変楽しみにしていただいていますが、三密を避けつつ短時間での訪問を心掛けています。

(3) 生活支援については、買い物支援が相当増えました。12月末の時点で338件となり、昨年度実績(367件)の92%まで到達しました。

詳細は、下表・下図をご覧下さい。

月別支援件数

5.その他

この期間中、毎週訪問しているユーザー会員(利用者さま)のうち、独り住まいの方が家の風呂の中でお亡くなりになりました。当NPO法人の活動としては不可抗力の事ですが、留守になった家の前を通過する時にはいつも元気な笑顔が思い出されます。ご冥福をお祈り致します。

横路副理事長の発意により、NPO法人として活動する際には、写真のように車に「SK見守り隊」のステッカーを貼ることとしました。このステッカーの効果は大で、良く業務内容の質問を受けるので興味を持っていただいているのだと思います。

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