SK見守り隊の活動状況(7~12月)

平成30年の年の瀬を迎え、4月からスタートした当NPO法人の活動状況を項目別にまとめてみました。地区コミュニティ協議会や民生委員の方々のご協力のもと、何とかNPO法人としての地歩を固めつつ歩んでいるところであります。引き続き、ご指導、ご鞭撻方宜しくお願いいたします。

1 地区コミュニティ協議会等との連携

(1) (高齢者等支援事業の好事例)地区コミュニティ協議会のコーディネーターから、 「ある高齢者の方が、このような状況下にあり困っておられるから家庭訪問して欲しい。 私の方でNPO法人のことは説明してあります。」との連絡をもらったことが数件あり、 現在ユーザー会員登録して家庭訪問している。適宜、コーディネーターへも状況報告している。 現在、薩摩川内市は、東郷町藤川地区コミと樋脇町藤本地区で、高齢者支援事業のモデル事業を行っており、 地区コミ活動の下支えとしての当NPO法人のような取り組みが期待されている。

(2) 11/17 八幡小学校体育館で「八幡地区高齢者福祉大会」が開催された。その大会のプログラムの中に、「NPO法人SK見守り隊からのご案内」を入れていただき、現在の活動状況について説明した。 出席者は、高齢者の方々を中心に約80名であった。

(3) 12/13 市役所会議室で「平成30年度第1回薩摩川内市民活動ネットワーク会議」が開催され役員2名が出席した。 15団体24名が出席して活発なグループディスカッションが行われた。 このような会議に出席することにより、団体同士の横の連携による市民活動が展開できると感じた。

2 高齢者等見守り事業と生活支援事業の実施状況

(1)見守り事業

① 12月末現在、東郷町、田海町、白浜町等の地区を対象として、28軒の高齢者等宅を概ね週1回~2回家庭訪問している。このうちユーザー会員登録済みは19軒、訪問後にご家族への連絡を毎回必要としているのは2軒。

② (独居高齢者宅の見守り訪問の重要性)独居高齢者宅訪問時に、熱中症らしい症状で寝込んでおられるのを発見。ユーザー未登録だったので、即、自治会長に連絡して、民生委員の協力のもと、何とかご家族に連絡が取れ、病院に向かわれたことがあった。現在はユーザー会員登録され、ご家族からは感謝されている。

③ 熱中症対策への具体的な取り組み状況の確認、台風前の「雨戸入れ等」を自分自身で出来るかどうかの確認なども重要なチェック項目である。

④ 10/10 今年6月に設立された「NPO法人高齢生活たすく会」の植木理事長が、当NPO法人を訪問され横の連携を要請された。設立趣旨、目的は当法人とほぼ同じであるが、「終活」、「入院関係」、「遺書作成」、「葬儀」等、当法人がターゲットとしていない分野が多いことから、今後とも横の連携を図っていくことで合意した。

⑤ 12/11 NPO法人高齢生活たすく会の植木理事長が訪問され、退院して東郷町に帰宅する高齢者が独り住まいなので見守りをやって欲しいと依頼があった(担当ケアマネージャーからの依頼案件とのこと)。生活支援の方は、ほぼ介護サービスで支援されている様であるが、見守り事業について週1回程度訪問していくこととした。

(2) 生活支援事業

① 生活支援事業の7月の実績は、買い物支援、クリーニング、風呂場の清掃の20件
② 8月の実績は、買い物支援16件。
③ (見守り隊員奮闘記)高齢者宅の風呂場と脱衣場の天井のカビが凄いので清掃を依頼された。関係するサービス提供事業者に依頼したが、今は忙しいと断られてしまった。その事を伝えに行き現場を見させてもらったが、さすがに酷い状況で衛生上も良くないと考え、見守り隊員が一念発起、暑い最中にカッパを着てマスクして、カビ取り作業を行った。これからも時には、見守り隊員自らが行動しなければ解決しない事態もあると思う。
④ 9月の実績は、買い物支援、クリーニングの17件
⑤ 10月の実績は、買い物支援、クリーニング、灯油配達の16件
⑥ 11月の実績は、買い物支援、精米、灯油配達の19件
⑦ 12月の実績は、買い物支援、精米の18件
⑧ 年の瀬となり、お正月用のお節料理(盛皿)を運んで欲しいとの要望があった。他の高齢者にも伺ったところ同様の要望があったので、高齢者宅訪問時に年末年始用・盛皿オードブルのチラシを配布した。その結果、12/31に3軒、1/2に2軒配達することとなった。

3 その他

(1) SmartBindによる事業展開について
① 12/7 ㈱キーバインドを訪問し、改善していただいたSmartBindソフトの活用方法について指導していただいた。また、ユーザー会員データベースの構築も完了した。
② 12/11の高齢者宅訪問から、早速、SmartBindを活用した事業展開を開始した。ユーザー会員の見守り状況と生活支援状況について、日々データベースに構築できるので非常に効率的である。

(2) 共同研究への発展
SK見守り隊の活動が契機となり、㈱東郷スーパーとポリテクカレッジ川内の共同研究(委託)がスタートした。ポリテクカレッジ川内の情報専門力を生かして、㈱東郷スーパーの仕事(働き方)の効率化が期待されている。

(3) 新会員(個人)の加入
4/23付けで東京在住の方から、当NPO法人の活動を応援すると申し出があり、個人会員として加入していただいた。今後とも同様なご支援をいただければ有難い。

(4) 2018年「可愛山同窓会」新聞折込チラシでの広報
吉留理事のご尽力により、「川内高校可愛山同窓会ネットワーク」と銘打って、当NPO法人の広報を打ちました。お蔭さまで大きな反響がありました。

(5) 南日本新聞による当NPO法人の活動状況報道(南日本新聞10/15付朝刊)
① 10/5 南日本新聞社・井上川内総局長が、高齢者宅訪問時に同行取材していただき10/15付朝刊に記事掲載されました。
② 当NPO法人の設立趣旨等を踏まえた、とても良い記事内容で、大きな反響があり対象地域以外からも沢山の問い合わせをいただきました。

(以上)